2015年度財務報告(第一期)

賛助会員の皆様へ

本年度の年次報告は簡易なご報告に留めさせて頂くことにさせて頂きましたが、クラウドファンディングに応じて頂いた皆様やいち早く賛助会員として参画して頂いた皆様ののおかげで2件の支援先を支援することができ、財団としての財務管理および法務の基盤をつくることができました。2016年度は本格的な社会的投資ファンドの組成を目指して、全力を尽くしています。

財団を通じて支援させて頂いた主なプロジェクト

昨年度は正式な支援先としては2件を支援し、支援先候補2件、コンサルティング受託1件と合わせて、計5件のプロジェクトの支援をさせて頂きました。支援先としては下記の二団体を選定し、支援を始め、少しづつ支援の基盤を作り始めています。

  • NPO法人ホームドア(大阪でシェアサイクルの運営を通じたホームレスの雇用の開発)
  • NPO法人Soar(社会的マイノリティの可能性にフォーカスしたオンラインメディア)

資金の使途と財務のご報告

WIAは、財団に資産仲介機能を集約し、株式会社においてコンサルティング業務の提供を行っています。株式会社の株式は財団所有となり、株式会社に発生した利益は最終的に財団に帰属することになります。

財団会計では、篤志家からの遺産を受託運用させて頂いている「たつえ基金」を運用開始させて頂き、3000万の資産を鎌倉投信で運用させて頂いています。運用益が発生し次第、教育系のNPOへの助成を予定しています。純資産は94万強増加しており、主要な要因は加藤徹生の所有していた株式会社WIA Labの株式の寄贈により、株式会社を財団の子会社化を行ったことによるものです。
2015年度は確実に効果の見込めるものにのみ出費を抑え、旅費交通費、広告宣伝費、プロボノ報酬などで13万弱を支出しています。
賛助会員は微増傾向にありますが、財団の事業展開における人件費は株式会社が負担している状況であり、正常化の必要があります(これは、財団に資金管理機能を集約していることと合わせて、財団法人の要件である基礎財産300万以上の保持を計っていることが背景です)。

株式会社会計においては、国内の上場企業の本業による社会的課題の解決を目的として、インド市場への進出を支援させて頂きました。事業規模は1100万強を堅持し、純利益は74万強となっています。

それぞれの財務の詳細は下記の添付資料をご覧ください。

設立資金および賛助会費の活用方法

財団の運営には、純資産300万を越えていることという制約があり、設立時に投じて頂いた資金や賛助会費は効果が必ず出るタイミングにのみ使わせて頂いています。本年度より、適正な範囲での事務局費用や事務所費への支出と、デザインや広報に資金を投じ、財団の支援基盤の拡大も目指して行ければと考えています。

人件費の基準および運用指針

WIAの提供する変化は知的生産の産物であり、従って、現時点の主な費用の使途は人件費になります。2015年度においては、社内の人件費は全て株式会社に帰属させていますが、今後、適正な範囲で財団法人における人件費の発生も想定しており、人件費の基準を開示しておくことにしました。

また、頂いた会費が株式会社の収益として計上されることはありません(財務管理の徹底のために財団法人と株式会社を分割管理しています)。

WIAの給与水準は非営利組織の中で高めの水準だと言われることもありますが、スタッフの献身のおかげで給与水準に比して圧倒的に経験・力量が高い状況をキープできているかと考えています。(非営利組織の給与の水準はグローバルにはビジネス・セクターの二分の一程度と言われ、日本の非営利組織ではそれを下回る水準だと理解しています。ただし、日本においては、若年者やサービス業を中心に賃金低下が進んでおり、基準値を決めづらいところはあります)